京大について(構内MAP)
京大の魅力
京大は、東大についで日本で2番目の帝国大学を前身とし、東大創設の目的が官僚養成にあったのに対し、京大は初めから学術発展のために創られた。そこに京大の「自由の学風」が由来する。
官僚的な東大に対して在野精神旺盛な京大。何者にも縛られず、何事にも自由でおおらかである。自由が保障されている代わりに、すべてにおいて自分で責任をとらなければならない。
東大は柵の中での放し飼い、京大は柵なしでの放し飼い。だから、行ったきりで帰ってこない者もいるが、それも人生と思うのが京大流だ。
全国民が敗戦にうちひしがれ、明日の希望も展望もなくしていたとき、湯川秀樹のノーベル賞受賞は、日本国民に勇気と希望と誇りをもたらした。そして、朝永振一郎へと続き、京大は、多くのノーベル賞受賞者を輩出する。
また、数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞受賞も、3人中2人が京大卒業生である。これらはすべて自由な学風に起因するといっていいだろう。
この自由さに加えて、京大のもうひとつの魅力は、その自然環境、特に歴史的風土にある。京大の本部キャンパスと吉田キャンパスの間の道は吉田神社参道である。毎年節分には数多くの屋台が出店、多くの人が参詣する。この吉田山の山頂に三高寮歌「逍遥の歌」(紅燃ゆる)の歌碑がある。吉田山を東に抜ければ紅葉で有名な真如堂、その南が新撰組でお馴染みの黒谷、平安神宮、南禅寺、蹴上げと続く。吉田山を北に下りれば、理学部・農学部がある京大北部キャンパスだ。
白河法皇が自由にならないと嘆いた鴨川は、すぐ西にある。天気のよい日には、上半身裸で日光浴をしたり、バーベキューをしたり、楽器の練習をしたり、のどかなものである。
京都は147万人もの人口を抱える大都市にもかかわらず、東山、北山、西山と三方を山に囲まれ、少し行くと深山幽谷の感がある。吉田山、船岡山などは、その典型である。
四条河原町、木屋町、先斗町、祇園の繁華街はもとより、街外れにも由緒・来歴・史跡があって、歴史好きにはたまらない街である。
春の桜、夏の五山の送り火(大文字)、秋の紅葉、冬の雪化粧、いずれをとってもそれぞれ情緒があり、日本人には懐かしい原風景である。また、昼の明るい健康的な京都もいいが、照明に照らし出された夜の京都も幻想的ですばらしい。
京大案内図
京大北部構内
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