中学生
マンツーマン指導の育英セミナーでは、以下の基本方針を踏まえつつも、生徒の置かれた状況に対して、その時その場で最善の指導や具体的な助言を提供します。
各教科の取り組み方
数学と英語
身に付いた知識の上に新たな知識を積み上げるタイプの教科なので、まず基礎の土台部分をしっかりさせる必要があります。
それには、問題を自分の力で解けるようになるまで、習ったことを反復練習することに尽きます。
スポーツと同じで、身に付くまで練習を重ねるしか上達の方法はありません。
数学
ルールにのっとって計算を速く正確にできることが基本です。
計算の速度と精度を高めようとすると、おのずと数学的センスを高めることにつながります。
また、新しい単元に進むと、その単元に独特な考え方や基本問題の解き方をできるだけ早く使いこなせるようにすることが大切です。
また数学は頭の中だけの架空のことと思わずに、身の回りで起こっていることに引き寄せて考えると、理解も容易になります。
英語
今現在、世界で多くの人が話している言葉の勉強なので、まずはスペルと発音の関係(フォニックス)をしっかり身に付けることが不可欠です。
また新しい単語はスペルとともに必ず発音・アクセントを確認する習慣づけも欠かせません。
つぎに、日本語と異なった言葉の並べ順になれることが大切です。
吸収力を高めるためには、教科書の本文について、リスニング・書き写し・音読と、眼・耳・口・手を動員すると早くなじめるようになります。
理科と社会
学ぶ範囲が横に広がっていくタイプの教科なので、各部分・単元ごとに苦手な部分を残したままにしないことがポイントです。
理科
なぜ?どうして?そういう自然現象が起こるのかという問いを持って取り組む姿勢が不可欠です。
理科という教科の名のように、理屈で覚えると用語や知識・基本問題の解法が身に付きやすくなり、またいったん理解できると忘れにくくなります。
社会
各項目どうしを関連づけながら理解することが大切です。
知識間の関係付けができれば理解が深まります。
それにより興味がわいてくれば、新しい知識の吸収がはかどり、ますます社会が好きになるという善循環が起こります。
国語
学校の勉強のほかに、日常生活で身の回りにある事柄に関心をもち、いわゆる日本人なら当然知っている言葉や表現・ものの見方を吸収していくと、文章を理解するうえで非常に大きな力となります。
いうまでもなく、言葉や文章の理解を深めることはどの教科にとっても非常に大事なことなので、それを自覚して後回しにせずに積極的に取り組む必要があります。
学年ごとの勉強法
1年生
1学期は初めて経験する定期考査など中学生活に慣れるための時期です。
2学期に入ると本格的に中学内容に進んでいくので、夏休みには1学期の内容をしっかり復習して2学期に備える必要があります。
そして2学期以降は、学校で習ったことはその日のうちに復習をする習慣をつけ、自分に合った勉強のペースをつくることが大切です。
2年生
数学・英語・国語を中心にレベルが高まり、理科・社会はますます範囲が広がってきます。
また高校入試でよく出題される部分を習います。
そのために、内容をしっかりマスターできるように1年生のときよりも復習時間を増やすことが必要となります。
3年生
新しく習う部分の理解と、1・2年の復習の両方を自覚的に進めていく必要があります。
内申点に影響する実力テストでは、この両方が範囲となります。
最高学年なので部活動での責任も重くなりますが、その分、学校の授業を今まで以上に真剣に聞き、また工夫して復習時間を確保することが大事です。
1学期からこの姿勢を保っておくと、部活終了時にもすばやく受験に向けて気持ちを切りかえることができます。
なお1・2年の復習では、数学・英語は、理解があいまいになり始めた部分を自分で確かめて、そこを徹底して復習するのが有効です。
理科・社会は、苦手な単元と得意な単元に色分けしたうえで、全体として得点が増すように時間配分を考えると効果が上がります。
苦手な単元だけに努力を集中することは効率的ではありません。
国語では読解部分と知識部分とに分けて、自分の力が不足しいている部分を自覚した上で対策すると、力が付いてきます。